広大な敷地の中には、榊山神社、熊野本宮神社をはじめ、摂末社を含め境内には全部で六社あります。
境内の配置・主な見どころを紹介します。
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外観には細かくすばらしい彫刻が施されています。造営にあたった大工は、豊臣氏の桃山時代の社寺造営の系譜を継いでいる鳥居甚兵衛(とりいじんべえ)であり、当時の日本最高級の宮大工といわれています。
拝殿には奉納物が多くあります。平清盛と関係の深かった源頼政らによる鵺退治が描かれた奉納額(弟子の猪早太がとどめを刺す様子)や、熊野筆関係者らによる熊野筆に関係する奉納物が多数あります。
龍が彫られた蟇股(かえるまた)をはじめ、数々の彫刻があり、手間暇惜しまなかった当時の社造りがうかがえます。